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【クリプト大百科】ADA(エイダコイン)

ADA(エイダコイン)/カルダノは2017年に登場した暗号資産(仮想通貨)です。

ADA(エイダコイン)はカルダノ財団(Cardano Foundation)が次世代の暗号資産として開発したコインで、もともとブロックチェーンを活用したオンラインカジノ「カルダノ」で利用する仮想通貨でしたが、他にも様々な用途があるため、将来性を期待されています。

ADA現在の値段

Source: CurrencyRate

ADA(エイダコイン)/カルダノとは?

ADA(エイダコイン)とは次のような特徴をもったコイン(暗号資産)です。

通貨名/通貨単位Cardano/ADA
現在の価格122円(2022年1月時点)
発行上限450億ADA
時価総額ランキング6位
提唱者チャールズ・ホスキンソン氏
開発元Cardano Foundation

ADA/カルダノの提唱者はイーサリアムの開発者であるチャールズ・ホスキンソン氏です。

独自の承認アルゴリズムウロボロスで環境に配慮

カルダノの大きな特徴として、承認アルゴリズムにPoS(プルーフオブステークス)のウロボロスを使用していることが挙げられます。

ビットコインに代表されるコインでは承認アルゴリズムにPoW(プルーフオブワーク)を使用しているものが多くあります。

PoWとは、膨大な計算量を要する作業を成功させた人が取引の承認者となり、新たなブロックをブロックチェーンにつなぐ権利を得られる仕組みのことで、この作業をマイニングと言います。

マイニングのために膨大な計算をこなすためグラフィックボード不足になりグラフィックボードの値段が上がったり、計算に使われる電力が環境に負荷をかけるんじゃないかと環境問題になったりといろいろと物議をかもしているんですね。

この問題を解決するために考えられたのがPoSというアルゴリズムです。

PoSはその暗号資産(仮想通貨)を多く持っているほど承認の役割を割り当てられる確率が高まる仕組みです。そして承認作業が完了すると、承認してくれた参加者に新たな暗号資産(仮想通貨)が報酬として付与されます。

ようするに膨大な計算をこなす必要がなくなるため、電力使用量にともなう環境負荷の問題がおこりずらくなるんですね。カルダノの承認アルゴリズムであるウロボロスは電力の消費を抑えられるんです。

カルダノ専用お財布「ダイダロス」でいろいろ便利な運用

カルダノでは専用ウォレットの「ダイダロス(DAEDALUS)でADAを管理することができます。

ウォレットというのはお財布みたいなもんですね。

デスクトップウォレット・ダイダロスではパソコン上でADAを安全に管理保管できます。

また、誰でも自由に参加できるオープンプロジェクトとして今も開発が進んでいるダイダロスでは単なるADAを管理保管しておくという財布として使うだけでなく、保有しているADAを使っていろいろな事ができます。

① カルダノ(ADA)のステーキングに参加できる(報酬がもらえる)

ダイダロスウォレットには、Cardanoのステーキングに参加するための委任機能が搭載されています。

ステーキングとは、ビットコインのマイニングに相当する発行プロセスのことです。

対象となる暗号資産を保有し、そのブロックチェーンネットワークに参加していることによってマイニング同様報酬を得ることが出来ます。

ダイダロスウォレットでカルダノ(Cardano/ADA)を保管し、さらにステークプールへの委任作業を行うことで、誰でもADA保有量に応じたステーキング報酬を受け取ることができます。

つまりADAを保有していれば保有しているほど報酬額が増えるということですね。

➁ 取引取引記録の検証を第3者に依存しないで行える→ハッキングの可能性がなく安心安全

通常、ブロックチェーンの取引記録の検証には第三者の存在を必要としますが、

ダイダロスウォレットにはCardanoブロックチェーン上の全履歴が保存されるため、完全な分散型システム及び自律操作によって、自動的な取引記録の検証が可能です。

そのため、全ての取引記録の検証に第三者のサーバー・サービスを必要としません。

第三者によるハッキング攻撃のリスクが少ないため、安全に取引・保管できるシステムとなっています。

➂ ユーザー投票システム「Catalyst Fund」によってカルダノの開発に参加できる

ダイダロスウォレットには資金提供キャンペーンのユーザー投票システム「Catalyst Fund」があります。

Cardanoプロジェクトに関する様々な提案に対し、ユーザーが“有権者“として採用の可否を決定するシステムで、投票はモバイルアプリ「caralyst」を通して行うことになります。

このシステムは、カルダノ(Cardano/ADA)にオンチェーンガバナンを採用するためのテスト機能であり、投票を通して間接的にプロジェクト運営を支援することが可能です。

なお、登録には議決権を証明するためのマージンとして、カルダノ(Cardano/ADA)を支払う必要があります。

報酬を除く500 ADA以上残高があるウォレットからのみ投票する資格があります。

投票を通じてカルダノに資金提供をする代わりにカルダノの様々な運営や開発に関する決定にかかわれるシステムで面白い試みだと思います。

カジノだけじゃない、真面目なコイン

ADAはもともとカルダノというオンライン上のカジノで利用するためにつくられた暗号資産ですが、その先進性から近年様々な利用法が模索されています。

カルダノブロックチェーンの開発会社として中心的な役割を果たす「IOHK」は

「30億人の金融サービスを提供する」

を理念に掲げています。

世界には自分を証明するIDを持てず、銀行口座を持てない貧困層が30億人いると言われています。

カルダノプロジェクトはそのような層に金融サービスを提供することを目的として動いています。

「カジノで使えるADAコイン」はこのような壮大な理想を実現するためにADAを広める戦略だというわけです。

また、ADAは様々な企業・団体と提携して技術開発を行っています。

  • SIRIN LABS社・・・・ブロックチェーン技術をそなえたスマートホンの開発企業(スイス)
  • 東京工業大学・・・・ご存じ理系の雄。仮想通貨とブロックチェーン技術の共同開発
  • 東京理科大学・・・・私立理系の雄。
  • MOX社・・・・・・台湾のスタートアップ応援企業
  • エチオピア政府・・・農業にカルダノブロックチェーンを利用する覚書を交わしている
  • CHINACCELERATOR社・・・中華圏のスタートアップ応援企業

など企業・大学・政府など提携先は様々ですし、これ以外にも続々と提携先は増えて行っています。ADA(カルダノ)への注目と期待の高さがうかがえますね。

ADA(エイダ)の値動きと今後

ADAの値動きをみてみましょう。

ADAの2020年12月から2022年1月までの約1年分のチャートです。

2020年の12月初めには1ADA=15円ほどだったのが年末からのビットコインの上昇に合わせてどんどん上昇していき、2021年の5月半ばには一旦250円の高値を付けます。

その後一旦値を下げますが、2021年の7月半ばから再び上昇に転じ

2021年の8月末には310円の高値を付けました。

15円のとき買っていれば約20倍ですね。うらやましいw

その後はずっと下落傾向になり、2022年1月末の時点では1ADA=120円ほどの値をつけています。

同じ期間のビットコインのチャートをみてみましょう。

ビットコインの1年間のチャート

ピークの山が2回来てるっていう意味では、ビットコインの値動きとADAの値動きは似ているともいえるので、ビットコインの値動きは参考になるかもしれません。

ただ、ADAの1回目の高値のピークはビットコインに遅れてやってきて、2回目の高値のピークはビットコインより早くやってきています。

その辺りはなかなか難しい所ですが、上昇傾向か下降傾向かぐらいは参考になるのかな?といった感じです。

ADAの2022年の値動きはどうなる?

ADAの2022年の値動きはどうなるでしょう?

2022年1月の時点では、アメリカの金利引き上げに伴って暗号資産全般が軟調な値動きをしています。

2021年8月につけた高値から1/3近く値を下げているうえに、なかなか上昇の気配も感じられません。

ただここから大暴落して2020年12月ごろの15円とかに戻るのかというと、ビットコインの値段が底堅いのでそれは考えられないと思います。

ですから下がっても100円前後で、ずっと100円~150円の間でヨコヨコで動いていくと思います。

ADA関連の開発や提携で大きなニュースがあれば大きく値が跳ねることもあるかと思いますが、それよりもビットコインと連動して動く側面のほうが強いのかなと思います。

まとめ

簡単にADAについてもう一度まとめると、

ポイント

  • 日本でも人気のADAは承認アルゴリズムにPoS(プルーフオブステークス)を採用していて環境にやさしい。
  • 専用ウォレットのダイダロスを使えばステーキングに参加できて報酬ももらえる。
  • 値動きは2021年8月の310円をピークに下落傾向。ビットコインと連動している側面あり。


以上のような特徴があります。

あの有名人も購入

またADAは2021年2月に世界的人気有名バンド「KISS」のジーン・シモンズさんが3000万円分のADAを購入したことをツイッターで明かしました。


同氏は『ADAを購入した理由の1つ』として「ADAがほぼ全ての人にとって手頃な価格であること」を挙げており、『1枚あたり5万ドル以上の価格となっているビットコインのような他のものと比べると、ADAは"ペニー"のようなものだ。私は誰でも仮想通貨を買う余裕があるはずだと信じている』と語っています。

また、別のTwitterユーザーから『ADAは眠れる巨人だ』というコメントを受けたシモンズ氏は『おそらくそうだろう』とも回答しています。


このような事もADAの人気を支えているのかもしれませんね。

ADA/CARDANOが購入できる日本の取引所は?

日本でADA(エイダ)/CARDANO(カルダノ)が購入できる暗号資産取引所は2022年2月現在では

の2か所です。よかったら購入してみてくださいね。

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